使える詰み筋が身につく！ 詰将棋トレーニング210 (マイナビ将棋文庫)

使える詰み筋が身につく！ 詰将棋トレーニング210 (マイナビ将棋文庫)の詳細

回答の解説が丁寧にされていて良い参考書だとは思いました。著者が謳っている「清涼感」というのも分からなくはありません。ただし、全体的に手筋が長めな上に（解いている段階では）何手詰か分からないので少なくとも初段以上の棋力がないときついのではないかと思いました。最短でも５手詰であり、初心者向けと謳っている項目にさも当たり前だと言わんばかりに９手詰が混じっています。長いものだと２０数手詰の問題まであります。恐らく級位者には難しすぎて清涼感を感じるどころか、むしろ自信とやる気をなくしかねないと思います。終盤力を鍛えることが目的であれば、浦野真彦先生著の「○手詰ハンドブック」（○の中は１，３，５，７の中から自分の棋力に合ったもので）の易しい問題をたくさん解くことをおすすめします。