ビジネス大学30分 仮説思考

ビジネス大学30分 仮説思考の詳細

本書は、仕事で活かすための仮説思考について、仮説構築・検証の方法を解説する。ワンテーマに絞って、要点がまとめられているので読みやすい。即実践に活用、といくかはわからないが、「仮説思考って何？」はわかるので、新入社員や若手に良いと思う。【概要】■仮説思考の3つのメリット：①物事を客観的に捉えて判断できる。②正しい答えに到達する可能性が高まる。③問題解決までの時間が短縮できる。■仮説の表現方法：わかりやすい文章で、かつ、正誤が判断できるように具体的に記述する。■問題解決の3ステップ：①問題の設定→②原因の追究→③対策の立案。対策は、効果、費用、スピードの観点から評価する。■仮説構築の方法：直感、経験、論理。あるいは、それらの組み合わせ。切り口を探す場合には、課題を要素に分解する。その際は、「因数分解型」、「プロセス型」、「フレームワーク型」などの方法がある。■仮説検証の方法：仮説の実施、実験、シミュレーション、ヒアリング、アンケート調査など。【その他ポイント】・ビジネスにおける相談では、あくまでも相談時点での仮の結論（仮説）について意見を聞くようにするのが望ましい。「△△について自分は□□という仮説から、▽▽すべきと考えますが、それでよろしいでしょうか」という相談のスタイルである。・情報の信頼性を確保するためには、「事実」と「意見」を区別することが重要である。事実とは「証拠を挙げて裏づけが取れる事象」である。意見とは、「ある人が下した判断や考え」である。