Life in the Desert 砂漠に棲む

Life in the Desert 砂漠に棲むの詳細

amazonレビューを書くのは初めてですが、はなももさん（著者の方）がこちらをお読みになっているということを聞きつけ、ファンとして投稿したいと思いました。笑他の方の投稿で、「この地に生まれいつかは土に還っていく家族達のきらめき」という表現をされていますが、この本を評するのにとても相応しく、素晴らしい表現だと思います。そして、私は日々はなももさんのツイッターに癒されており、はなももさんは「外すことの出来ないNo.1ツイッターアカウント」なのですが、この表現に触れて、何故これほどまでに彼女のコンテンツに惹かれるのか理解できたような気がしました。日本社会に生きていると（個人差の大きいところで安易に一般化出来ない話だとは思いますが）、「生死」について考えさせられる機会や生命の過酷さを感じる局面は、そう多くはないです。親の死に目など、人生で数回という方も少なくないのではないでしょうか。そのような社会で語られる「生命とは何か」という命題は、高度に概念化され過ぎていて何か大切な要素がぽっかり抜け落ちているような違和感を常々感じていました。ですがそこに、はなももさんファミリーが日々簡潔な回答を与えてくれるのです。「大切な存在、身近な命がいなくなったらとにかく寂しいんだよ」、と。日本の「日常」で暮らしていると忘れがちだけど大切なことを、私は日々、はなももさんの言葉で確認します。（最近の？）日本社会では、何か悲しい出来事があって人が亡くなったことがニュースで報じられる度に、やれ「○○が悪い」「○○が原因だ」と、とにかくまず何かを責めるところから始まり、場合によってはそれに終始して終わることさえ多々あるように思います。ですが、はなももさんを通して「死」と向き合った時には、「自然」という責めることの出来ない大きな存在があり、そして「とにかく寂しい」というはなももさんの虚飾のない生の感情が、何にも先んじて彼女の言葉の合間から伝わってくるのです。そこに、人として、動物として、どこか安心できる自分がいるのかもしれません。私はそこそこ初期の頃からRom専のアカウントで拝読させて頂いていたのですが、はなももさんが人間らしく葛藤する姿にも彼女の優しさが感じられ、なんというか本当に安心して見ていられる大好きなツイッターアカウントになっています。前作も当然購入させて頂きましたが、前作も今作も、「これがはなももさんの動物たちの食事代にもなりうるのなら全く惜しくはない！（その点で全くお困りの様子はないですがｗ）」と無条件で購入してしまいました笑今後また発刊されることがあれば、すぐに手に取らせて頂くつもりです。楽しみにしています。ps.「はなももの別館」も大好きなのですが、それを全て遡って読んでいる時間がなく、また、途中まで読んでも次に開いた時に「どこまで読んだか」わからなくなってしまい、残念なことに一番初めから順を追って読めていません。是非、拝読したいと思っているので、いつか「はなももの別館」を編集（なるべく「原文ママ」の方が雰囲気を感じられて嬉しいのですが）した本を刊行頂けると、ファンとしてとても嬉しく思います。